1. 製品概要
この中硬度縮合型シリコーンゴム(スズ硬化型シリコーンとも呼ばれる)シリーズは、優れた引裂強度と耐久性で知られる多用途なRTV-2シリコーン素材です。白色または半透明の基材(A剤)とスズ系触媒(B剤)で構成され、空気中の湿気と反応することで室温で硬化します。
重量比100:2から100:4の比率で混合すると、強靭で柔軟なゴムを形成します。これは一般的な型取りにおける業界標準であり、建築部材、庭園の彫像、大規模な芸術彫刻の鋳造など、高い機械的強度が求められる用途向けに特別に設計されています。
2. 特徴
- 高い引裂強度: 優れた耐引裂性により、コンクリートや石膏のような重く硬い成形品の脱型時のストレスに耐え、繰り返しの使用が可能です。
- 最適な柔軟性: 中硬度(20-30 Shore A)は、注型時に形状を維持する剛性と、引っ掛かりなく脱型できる柔軟性の完璧なバランスを提供します。
- 詳細の再現性: 木目から石の質感まで、マスターモデルの複雑なテクスチャを捉えることができます。
- 優れた離型性: 本来の非粘着性により、離型剤の必要性を大幅に低減し、きれいな成形品を保証します。
- 耐熱性: 最大200°C (392°F) までの温度に耐え、発熱性樹脂や低融点合金の注型に適しています。
- 多用途な適用性: ブロックモールドへの流し込みと、垂直面用の刷毛塗りによるブランケットモールド(チキソ剤添加による)の両方に適しています。
3. 用途
このシリーズは、耐久性と再利用性が最優先される用途向けに設計されています。その高い引裂強度は、裂けたり変形したりすることなく、繰り返しの注型サイクルに耐える長寿命の型を作成するのに理想的です。
- 建築部材: GRG(ガラス繊維強化石膏)、GRC(ガラス繊維強化コンクリート)、コーニス、柱、シーリングローズ(天井装飾)の型取りに最適です。
- 庭園の彫像&プランター: 型が変形することなく注型材料の重量を支える必要がある、セメント、コンクリート、人工石製品の鋳造に最適です。
- ポリエステル&エポキシ樹脂: 家具部品、鏡のフレーム、装飾用レジンクラフトの製造に広く使用されています。
- 刷毛塗りモールド: 増粘させることで、複雑な形状や巨大なサイズのためにブロックキャスティング(流し込み)に適さない大型彫刻や像のブランケットモールド作成に優れています。
石膏装飾モールド
人工石モールド
石膏コーベルモールド
刷毛塗りモールド
4. 加工上の注意
- バッチの一貫性: 一貫した結果を得るために、常に同じバッチのA剤とB剤を使用してください。異なるバッチの成分を混合する場合は、適合性を確認するためのユーザーテストが必要です。
- 混合比: A剤とB剤を正確に計量してください。推奨比率は重量比で100:2から100:4です。
- 触媒の影響: 硬化を早めるために過剰な触媒(>100:5)を使用すると、型が脆くなり、寿命が短くなる可能性があります。
- 混合プロセス: 容器の側面と底をこすりながら、十分に混ぜ合わせてください。白色シリコーンを使用する場合、充填剤が沈殿している可能性があるため、使用前にA剤を撹拌してください。
- 収縮: 縮合型シリコーン型は、時間の経過とともに徐々に収縮します。収縮率は、注型材料や型の設計によって影響を受ける場合があります。
重要な使用上の警告
産業用限定: 本製品は、溶出物や触媒の副生成物の可能性があるため、食品、歯科、または皮膚に接触する用途には適していません。
5. 安全上の注意
硬化中、縮合型シリコーンは副生成物(アルコールなど)を放出します。換気の良い場所で使用してください。子供の手の届かないところに保管してください。
- 換気: 硬化中に放出される蒸気を分散させるために、十分な換気を確保してください。換気が不十分な場合は、呼吸保護具の着用を推奨します。
- 保護具 (PPE): 皮膚や目への接触を防ぐため、安全メガネと不浸透性の手袋(ニトリル/ブチル)を着用してください。
- 皮膚への接触: 石鹸と水で十分に洗ってください。刺激が続く場合は医師の診察を受けてください。
- 目への接触: 15分間水で洗い流し、医師の診察を受けてください。
- 吸入: 新鮮な空気の場所へ移動してください。めまいや刺激などの症状が現れた場合は、医師の診察を受けてください。
- 誤飲: 無理に吐かせないでください。口をすすぎ、直ちに医師の診察を受けてください。
6. 保管と保存期間
- 保管条件
- 室温(15-25°C / 60-77°F)の涼しく乾燥した、換気の良い場所に保管してください。熱や直射日光を避けてください。
- 保存期間
- 適切に保管された場合、製造日から12ヶ月。高温は保存期間を短縮させる可能性があります。
- 開封後の容器
- 漏れを防ぎ、触媒を湿気(加水分解)から保護するため、使用後は直ちに再密封してください。